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木を見て庭を見ず

出雲・石見を中心に、歴史的なお庭と屋根と神社仏閣を見て回って、ひとりごとです。

スタミナ不足に鉄分補給

 ちょっと本気の出張で、京都に行ってきました。
 さいわい非常に順調に予定を消化。最大の課題も無事クリア。ほっと一息、ぽっと空いた時間。さぁ、どうしよう・・・。
お松:京都だったら当然お寺?お庭という選択肢もあるか?
やや:とにかく今回はいろいろ緊張の連続だったので、完全にスタミナ切れ。スタミナ不足には鉄分補給と言う訳で、向かったのは梅小路!
お松:梅小路・・・?
京都鉄道博物館の扇形車庫

やや:鉄の聖地、京都鉄道博物館です。ところで、今回は本気の出張だったため、カメラは持たず、画像はすべてスマホです。
お松:日頃、どんなに適当に仕事しているのでしょうか?
やや:京都鉄道博物館と言えば、蒸気機関車の動態保存で有名だった旧梅小路機関区の扇形車庫とその隣にたくさんの本物の車両を展示した博物館。旧国鉄を中心に様々な車両が展示されています。
D52のメータとバルブ

 たまらないのは、旧梅小路機関区の扇形車庫。中には多くの蒸気機関車が展示され、運転台まで上がることのできる車両もあります。
 画像は、D52の運転台。
D52のバルブたち

お松:デゴイチ?
やや:デゴイチはD51。こっちはD52です。D51よりも大きい、日本最大、最強のSLです。
D52の背中

なんと言うか、塊?強烈な存在感。まさに鉄の恐竜とでも言いましょうか、大変な迫力です。石炭が燃やされ、蒸気を吐き、これを人が操作していたって・・・なんだか想像できません。
 しっかり鉄分を補給できました。

おまけ
 昔の食堂車です。あ、写っちゃった。
昔の食堂車

お松:スシって書いてありますよ。食堂車だから?
やや:食堂車ですが、寿司は無かったと思います。スは客車の重さを、シは食堂車を表しています。
お松:ややさんって鉄ですよね。
やや:違います。私は、車両を形式名で呼んだり、列車を列車番号で呼んだりしません。
お松:この時点で何を言っているのか判らないので、鉄ですよねぇ。
やや:鉄じゃないって、本物の鉄はすごいんだから。
お松:かたくなに否定するややさんでした。
やや:ホントーに鉄じゃないんだってば~!
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  1. 2018/10/13(土) 18:16:06|
  2. お松との会話
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城山稲荷にお散歩

 どっちのカテゴリに入れようかなと思いましたが、せっかくなので小泉さんちで・・・。

休み毎の台風直撃で「嫌がらせかい!」って思ってましたが、台風一過の朝、いつものカメラが突然の故障→で入院・・・。
お松:子どもの頃、「台風いっか」って、お父さん台風の次はお母さん台風がやってきてって感じで、次々と台風が来ることだと思ってました。
やや:た、台風一家・・・。


 とにかく、メインカメラがないので、久しぶりにシャア専用の一台だけで散歩してきました。
お松:ややさんは、シャア専用って呼んでるカメラですが、実はドピンクです。赤ではありません。
やや:・・・。
普通に松江城のお堀

 松江の町にちょっとだけ住んでいた小泉八雲ことラフディオ=ハーンはお仕事の帰りに松江城山界隈をお散歩。特にこの城山稲荷はお気に入りのお散歩コースだったそうです。
城山稲荷の狐さん達


 当時のラフディオ=ハーンの勤務先は、現在の島根県民会館辺りにあった松江中学。松江での三番目の住まいである根岸家(現在の小泉八雲旧居)へ帰るのに、ちょっと回り道をすると、この城山稲荷神社の前を通る事ができます。
 ラフディオ=ハーンの代表作である『知られぬ日本の面影』には、「狐」と言う章があり、各地のお稲荷さんや狐にまつわる伝承について、延々と語られています。・・・これがまた、ラフディオ=ハーンの文章って、まったりとして、ネバ~っとしつこくって・・・(←お松:また、そう言うことを!)。
狐さん達

 境内のそこかしこには大小様々な狐さん達がいらっしゃいます。ラフディオ=ハーンが、特に好んだと伝えられる来待石製の大きな狐さんも大事にされていますが、目に付くのは、小さな磁器製の狐さん達。
狐さん


 狐さん達にも阿行と吽行があり、手の方向と口の開き加減が微妙に違うのですが、個々に見ると・・・。

お松:なんだか、かわいいですね。落ち葉が落ちていたり、風?傾いたり倒れたりしているのも、話しかけたくなる感じがしますね。小泉八雲が愛した理由が、少し判る気がします。
  1. 2018/10/08(月) 12:11:16|
  2. 小泉さんの散歩道
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近頃気になっていること

 相変わらず、更新が滞っております。来月後半まではこの調子かも・・・。

 さて、近頃気になっていること・・・。
 『日本書紀』斉明天皇五(659)年是年条によれば、「この年、出雲国造(いずものくにのみやつこ)に命じて、神の宮を造らせた」とあります。7世紀の神社造営記事と言う事なので、社殿の造営記事だとすればムチャクチャ古いのですが・・・これがまた、”古代史あるある”で、具体的に書かれていないので、肝心な事がわかりません。
熊野大社の注連縄

一般的には、この「神の宮」とは後の出雲大社のことと理解されることが多いのですが、7世紀段階には、出雲国造の本拠地は松江市南郊だったので、出雲国造と関係の深い熊野大社のこととする説もあります。日本書紀では続いて「於友郡役丁・・・」と意宇郡の記事が続きますので、出雲大社のある出雲郡ではなく、熊野大社のある意宇郡の話をしているようにも見えます。
熊野大社採火殿の屋根

 一方、天平五(733)年の年記を帯びる『出雲国風土記』意宇郡条には、熊野山について「謂はゆる熊野大神の社坐す」とあり、今の熊野大社の位置より南の天狗山の山頂近くに社があったと考えられます。山中の磐座なので、社殿が存在したかどうかもわからないとすると、やはり出雲大社の事なのでしょうか。
 そうは言っても、古代の熊野大神は出雲大社と並んで、別格の社格が与えられ、『出雲国風土記』などでは、島根郡の朝酌郷から熊野大神へ贄が送られるなど、郡境を越える信仰圏が広がっていたことも判っています。
熊野大社の御本殿

この記事が出雲大社の事なのか、それとも熊野大社の事なのか・・・さらには、7世紀段階には、出雲大社と熊野大社は一体的だったと考える研究者もいるようで、ますます判りません。とにかく、『日本書紀』が具体的に書いておいてくれればわかった話なのですが・・・。奈良の都に住む人々にとって、細かいことはともかく遠い「出雲」の方の話って事で十分だったのでしょうか。


お松:あの~ぉ、それが近頃気になっていること?
やや:そうですが、それがなにか?
お松:・・・な、なんだか平和ですな。
  1. 2018/09/21(金) 15:45:27|
  2. 神話の足跡探し
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稲佐の浜へ行ってみた

 相変わらず真っ昼間の暑さはたまりませんが、気がつけば変な雨が降ったり、強い風が吹いたり・・・。そう言えば、朝晩の涼しさは、夏が終わったかもと思わせる山陰地方です。
奉納山公園から見た稲佐の浜

夏休みの喧噪も過ぎ去った稲佐の浜でも、真夏とは違う波が打ち付けています。
稲佐の浜

 島根半島の西の端、稲佐の浜から南西に延びる園の長浜は、『出雲国風土記』の国引き神話で「国来(クニコ)、国来(クニコ)!」と引き寄せた島根半島をつなぎ止めた綱。その綱を留めた杭が、「出雲と石見の境なる佐毘売山(さひめやま:現在の三瓶山)です。
園の長浜

 今月から復活宣言したものの、未だ時々更新のスローペースでごめんなさい。相変わらずまともに休みが取れない・・・。
  1. 2018/09/01(土) 07:16:56|
  2. お庭でひとりごと
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石の馬に会ってきた

 鳥取県米子市の淀江です。古代の壁画が出土したことで知られる上淀廃寺のある所なのですが、この周辺は大古墳群。古墳群のある丘陵の前面は水田地帯が広がっていますが、古代には海が湾入していたそうなので、港を見下ろす台地上にたくさんの古墳があったと言うことでしょうか。
天神垣神社の拝殿

 で、その一角にある天神垣(あめのかみがき)神社です。米子市近隣ではよくある少名彦名(スクナヒコナ)命を始め、4柱の神様を祀っている神社です。
お松:オオクニヌシとともに国造りに励んだ小さな、小さな神様・・・でしたっけ?スクナヒコナ、大好きですものねぇ。
やや:ええ、まぁ、でも今日はそれは置いておいて(←お松:なぬ?)、興味があったのは、こちらの主。
石馬の収蔵庫

お松:なにが入っているのでしょう。
やや:「淀江」「石馬」とかで検索すれば、いくらでもヒットすると思いますが、でっかい石馬です(←お松:例によって、その画像は無いんですね)。
 6世紀、・・・古墳時代の後期ですが。九州、特に有明海の北岸地域では、朝鮮半島との地理的な関係もあって、大変栄えていたようです。で、当時大流行したのが、そこで取れる阿蘇山の溶結凝灰岩製による石造物。福岡県八女市にある石人山古墳やなんだか古墳が有名ですが、この阿蘇溶結凝灰岩製製の石棺が、遠く近畿地方まで運ばれたことが判っています。
 福岡県八女市には、石人や石馬の他、鶏や盾など様々な機種があり、これらをまとめて石製表飾品と呼ばれています。石棺は、近畿地方辺りまで運ばれているんですが、石製表飾品は、あまり九州を出たことがないようで、本州ではほぼ知られていません。で、その中で唯一、米子市淀江町に石馬がいるんです(←お松:いる?・・・ある?・・・)。
 九州のものと同様に、細かい馬具まで再現された石造物で、現代の馬に比べると小柄ですが、ほぼ原寸大かと言われる石馬です。
お松:と言うことは、九州から運ばれてきた?
やや:それが・・・九州のものは阿蘇溶結凝灰岩。淀江の石馬は大山の角閃石安山岩製です。地元の石ですね。大山山麓では五輪塔などたくさんの石造物に使われています。
お松:では、他人のそら似?
やや:それはあり得ないので、6世紀に九州からやってきた人がいたのではないかと。なにせ、当時は良港だったと思うので。

おまけ
お松:い、いつものワンコ。これは角閃石安山岩?
お松:いつものワンコはもちろん松江の来待石製です。石材名で言えば凝灰質砂岩。
天神垣神社の狛わんこ

・・・だからどうだっていうんだよぉ!
  1. 2018/08/22(水) 08:05:03|
  2. 神話の足跡探し
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 神社仏閣と古い町並み、そして何より屋根とお庭が大好きな“やっぱり屋根が好き”と申しますが、相棒の“お松”に、あり得ないぐらい略されて、“やや”と呼ばれています。

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