木を見て庭を見ず

出雲・石見を中心に、歴史的なお庭と屋根と神社仏閣を見て回って、ひとりごとです。

織部灯籠

 侘び?数寄?こういう感覚は、私には(それそのものについては)理解しがたいのですが、理解を超えて、あれば落ち着く(もしくは気になる)のが、お庭の人工物です。手水鉢は実用品なので当然ですが、灯籠はすでに実用品ではなくなり、お庭の調度品と化していますよね。出雲は来待石と呼ばれる凝灰質砂岩の産地で、地場産業としてもがんばっていますので、来待石製の灯籠を随所で見ることができます。逆に、出雲を離れて宝筐印塔の部材を使った組み合わせ灯籠や、出雲ではほとんど見かけることない織部灯籠を見かけると大興奮です。
大徳寺瑞峯院の織部灯籠
京都大徳寺の瑞峯院の織部灯籠。方丈の坪庭に織部灯籠・・・。かっこいい・・・。

広島縮景園の組み合わせ灯籠
広島縮景園で「宝筐印塔の笠を使った組み合わせ灯籠だぁ!」と喜んで、よく見たら織部灯籠だった。と、思ったら織部灯籠だった
かわいい・・・。

お松:なんだか、突然の織部灯籠ですが?どういう事ですか?
やや:そ~です。ネタ切れです。どこにも行けてません!
お松:早く、お庭に巡りに行けるように、思いっきり暇になるといいですね?
やや:思いっきり?・・・い、いや、その言い方はどうかなぁ?
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  1. 2013/04/06(土) 07:32:18|
  2. お庭
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鎌倉の瑞泉寺庭園

 京都の天竜寺庭園や苔寺と呼ばれる西芳寺庭園などの作庭者とされる夢窓国師(夢窓疎石)。そのオリジナルの姿が見たくて、鎌倉まで行ってきました。
 岩盤を穿って造った池、窟、自然な滝・・・石組みらしい石組みもなく・・・。天竜寺庭園のような、巨石を巧みに組んだ造形はどこにもない!これが本当に同一人物の作庭なのか?首をひねるばかりです・・・。

瑞泉寺庭園


巨石を運んで据えるような作庭を、いかに夢窓国師といえども一人でできるはずはなく、当然多くの人々の協力によってできる訳です。と言うことは、夢窓国師と共に庭を造った人々も、鎌倉に居た時期と京都に行ってからでは違うと言うことでしょうか?
それは雪舟禅師だって小堀遠州だってそう言うことですよねぇ・・・。
  1. 2012/03/17(土) 09:17:45|
  2. お庭
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飛石の石臼(使用済み)

 飛石に石臼が紛れ込むのは、いつ頃からでしょうか?出雲の豪商・豪農のお庭などでは、かなりの割合で見かけます。出雲のお庭で目につくのが切石の短冊石ですが、その前後に石臼が置かれる場合が多くあります。ただ、そのほとんどが、スリ目も鮮やかな未使用のものであったり、スリ目すらないお庭専用のものであったり・・・お庭の世界で“見立てもの”と呼ばれるような転用品では無い場合が目立ちます。一方、県外のお庭の飛石を見ると芯に鉄サビが残るような、実際に使用した石臼を転用している例を多く見かけ、出雲のお庭とはなんだか違うなぁ、と言う印象を受けることも・・・。

殿ヶ谷戸庭園の石臼


 写真は、東京武蔵野の殿ヶ谷戸庭園の石臼です。殿ヶ谷戸庭園は、大正2年から昭和13年にかけて整えられた財閥のお屋敷の庭園です。出雲地方で巨大短冊石の置かれるお庭が大ヒットする時期に近い頃の整備だと思うのですが、摩滅しきった(もちろん、人が歩いたことによって摩滅が進行している訳ですが)使用済みの石臼が、しかも上下セットで置かれています。まさに“見立てもの”ですね。
  1. 2011/11/26(土) 12:06:20|
  2. お庭
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お庭の罠Trap of Oniwa

石庭を見る人々
 写真は京都龍安寺の方丈前庭、世界に知られる日本の枯山水「石庭」です。
 このお庭、好きか嫌いかで聞かれると・・・すみません、へそ曲がりなもので・・・。
 でも、このお庭には(このお庭に限らず)大変なPowerがある。そしてたぶん、罠が仕掛けられている・・・。
 今この場所にいるのは、ざっと数十人。町で見たらいかれてると思うお兄ちゃん。絶対に、一昨日まで龍安寺のことを知らなかっただろうおねぇちゃん。世間話とこの後の食事とおみやげのことしか頭にあるはずもないおばちゃん軍団。外国人の方も・・・。この雑多で、どう考えても大騒ぎになりそうな集団が、ほとんど言葉を発していません。聞こえてくるのは、雨の音だけ・・・。みんな、このお庭の罠にはまってしまっている。
 やがて、目の前のおねぇさんが指を指しながら石の数を数え始めた。少し首をかしげて・・・立ち上がって、場所を移動・・・。そう、その場所からは15個目の石を見ることはできないよね。15個目の石を見つけると、最初の石が見えなくなることに気づく。・・・また一人、このお庭の罠にはまりましたね・・・。
  1. 2011/10/29(土) 07:53:42|
  2. お庭
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 神社仏閣と古い町並み、そして何より屋根とお庭が大好きな“やっぱり屋根が好き”と申しますが、相棒の“お松”に、あり得ないぐらい略されて、“やや”と呼ばれています。

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