木を見て庭を見ず

出雲・石見を中心に、歴史的なお庭と屋根と神社仏閣を見て回って、ひとりごとです。

崎の風景

 承久三(1221)年5月、後鳥羽上皇は、京都守護の伊賀光季を打ち、鎌倉幕府の執権北条義時追討の院宣を発します。・・・が、北条義時は幕府軍を率いて京都に向かい、上皇方の将を惨殺。鎌倉幕府を転覆させ、朝廷に政治の実権を取り戻そうとした承久の乱は、わりとあっさりと終結してしまいました。
崎のお寺のお地蔵さんたち

 乱の関係者の処分が決まる中、首謀者である後鳥羽上皇は隠岐に島流しとされ、美保関から隠岐へと向かわれたのだとか。やがて、隠岐諸島に近づいてくると、次第に波風が強くなり、とうとう時化となってきたのだとか・・・。そこで上皇は、
  我こそは新島守よ隠岐の海
        荒き波風心して吹け
 と、詠まれたのだと。

 承久の乱には失敗したものの、日本の一員として、隠岐を守ると宣言されたと言うことでしょうか。ま、とにかく時化のため、上皇の一行を乗せた船は、予定していた隠岐諸島中ノ島の苅田には近づけず、やむを得ず中ノ島の最南端、崎の港にたどり着いたのだそうです。
崎の風景

 南東に開口した入り江は、西風による時化から逃れるには最適の港だったのでしょう。
現在の崎の港周辺は静かなところです。どこかで、漁師さんたちの話し声が風に乗って聞こえてきます。しばし、時間が止まったような錯覚に・・・
 で、上陸した上皇が、その夜の宿が決まるまで腰掛けていたとされる石・・・。
上皇が腰掛けたとされる石

お松:これ、いつのお話でしたっけ?
やや:13世紀・・・今から700年も前に、上皇が、ほんのしばらく腰掛けていた石。
お松:これは事実なのでしょうか?
やや:ノーコメントです。

おまけ
隠岐牛と見つめ合う

やや:好評だったので、アップです。
お松:ハエだらけです。
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  1. 2018/06/09(土) 12:28:43|
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みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今日は冷たい雨の山陰地方です。寒いです。
華蔵寺薬師堂

 12月も半分が終わってしまって、今年もあとわずか。なのに、なぜかよその仕事まで引き受け(させられ)てしまって鬼のような忙しさの今日この頃。もちろん、更新もままならず、すんません・・・。
華蔵寺

休日出勤がほぼ日常と化した今月は、もちろんどこにも行けてません。
華蔵寺不動明王

画像は、秋の・・・晩夏の華蔵寺です。
  1. 2017/12/16(土) 16:55:32|
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夏も終わりですが

 気がつけば、なんだか秋。毎日ドピーカンの日々も終わり、風も少しだけ涼しげになってきました。この夏もやり残したことがすご~くたくさんあるような・・・。
夏の終わりの中海

 去年の今頃の画像です・・・。
 いつもの枕木山華蔵寺から見た中海。この先には大山があるはずなのですが・・・。
 これにプラス、大山が見えるとか、水面に雲や大山が写り込んでるとか・・・、みたいな絵が撮りたいのですが、今年も撮れず。そもそも、夏場に大山がはっきり見える日なんて、ほとんど無いので難しいことはわかってますが・・・。

お松:さて、月別アーカイブを見ると、6月からこっち、一貫して更新低空飛行が続いております。
やや:それは、ネタがないからです。
お松:それは、あかんのんとちゃいますか?(←やや:どこの人ですか?)
やや:では、近いうちに
お松:近いうちに?
やや:登るぞ~!
お松:・・・。お・お気を付けて。
  1. 2016/08/28(日) 17:49:08|
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一人女神社(ひとひめじんじゃ)

松江市玉湯町に気になる名前の神社があります。
お松:女、一人なんですか?読み方はともかく、確かに気になる名前ですね。
一人女神社
やや:江戸時代の松江藩の郡奉行、岸崎左久次が記した『出雲国風土記』の注釈書である『出雲国風土記抄』に「大谷村に壹女社あり」と記されています。「ひとつめのやしろ」と読むのでしょうか。この神社は、『出雲国風土記抄』によれば、9世紀末頃から鎮座しているとされるのですが、なにしろ、17世紀の文献ですので、いくら何でも時間が経ちすぎていて・・・。
一人女神社本殿
 普通は神社名が記される拝殿の扁額にはただ「霊験」と記され、また、境内の背後には立派な藁蛇を巻かれた荒神さんが祀られるなど、小さな神社の割にはいろいろ迫力満点の神社です。御祭神には天照大神を始め、6柱の神様が祀られていますが、女神は天照大神だけ・・・。(←お松:それで、一人女なんだ!)
 本殿の横には「旧御神札等 御納社」があり、おそらく、以前は参道を守っていた、引退狛ワンコさんが控えています。
狛ワンコさんたち
お松:わ・は・は!なんか、プイってしてますね。
やや:元々は参道を挟んで向かい合って据えられていた狛ワンコさん達です。それを正面に向けて据えちゃうと、こうなる訳ですね。
お松:でも、なんか、楽しそうではあります。
  1. 2015/10/10(土) 20:57:11|
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せっかくの休みなのにネタも無く雨なので

 先週は台風。今週の山陰地方は雨です。今朝はすんごい雷でした。過ごしやすいのは確かですが・・・稲の病気とか、普通の夏でない話もちらほら聞こえてきています。
画像は・・・どっか行きたい病が深刻なのに、どこにも行けないので・・・過去の画像から季節感とか無関係に、も一度行きたいところ・・・
金瓜石の柱
お松:な、なんですか、これは?ギリシャ建築のような?でも小さいっつ~か、これ、コンクリート?
やや:台湾の北東部、金瓜石(ジングワシー)にある金瓜石山神社、通称「黄金神社」です。金瓜石は、一時はアジア最大級の金・銅鉱山があったところで、黄金神社は戦前にここを操業していた日本企業によって建てられ、鉱山の神様である金山彦命、それに猿田彦命と大国主命を祀っていました。昭和初期は大変な賑わいだったそうですが、戦後は台湾でも日本支配に関わるものの多くが破壊され、この神社でもコンクリートの柱と灯籠、いくつかの鳥居に参道の石段を残すだけになってしまいました。
 現在の金瓜石鉱山は、黄金博物園区と言う金瓜石鉱山を学習する広大な公園になっています。黄金神社は博物園区を見下ろす山の中腹にあり、博物園区主要部からはけっこうな石段を登った先にあります。ちらっと見えているのは、散歩の人が連れて上がったワンコです。
黄金神社
お松:ヨーロッパじゃなくって台湾。しかも神社?確かに、灯籠は日本の神社ですね。しかし、この柱は何っつ~か?
やや:このワンコが、ムダに元気でして・・・(←お松:あのぉ?ワンコはどうでもいいので)。・・・拝殿の柱ですね。屋根も床もなくなって、柱だけ残されています。
黄金神社と茶壺山
お松:向かいの山の上にも建物があるんですか?
やや:あれは、固まった溶岩ですね。急須とかヤカンのシルエットに見えませんか?現地では茶壺山と呼ばれています。金属鉱山が火山だと言うことがよくわかる光景ですね。
茶壺山と黄金博物園区
お松:あ!下の方にUFOが!
やや:・・・。博物園区の施設の屋根です。その横に鳥居が残っていますね。いいなぁ、も一度行きたいなぁ。
お松:UFOじゃないんですね。ところで、これ、ススキ?何月の風景ですか?
やや:12月だったかな?真冬ですね。
お松:・・・。
やや:あ~ぁ、どっか行きたい!
  1. 2014/08/16(土) 10:18:14|
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 神社仏閣と古い町並み、そして何より屋根とお庭が大好きな“やっぱり屋根が好き”と申しますが、相棒の“お松”に、あり得ないぐらい略されて、“やや”と呼ばれています。

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