木を見て庭を見ず

出雲・石見を中心に、歴史的なお庭と屋根と神社仏閣を見て回って、ひとりごとです。

木を見て庭を見ていなかった事について

 写真は2010年の医光寺(益田市)の糸桜です。
 医光寺庭園は、画僧雪舟が室町時代に作庭したと伝えられ、萬福寺庭園とともに石見を代表するお庭ですが、長年の風雨からずいぶん痛み、修理工事が行われたようです。訪れた時は、まさにその工事の真っ最中。池の水は抜かれ、庭のど真ん中に白く輝くはしごが・・・。糸桜満開の時期にこんな工事をして、見に来る人は怒らないかなぁ。と思いながら眺めておりましたが・・・来る人、来る人「わー!きれいな桜~!」「ちょっと、遅いかと思ったけど、満開に間に合ったねぇ~」「すごーい。きれい~!」
 えっ?誰にもはしごなんて見えてない?池の水なんか気にならない?池の中を歩いている工事のおじさんなんて、私にしか見えていない?もしかして、あれはまぼろし?はたまた雪舟の霊?
・・・木を見て庭を見ず・・・。

医光寺の糸桜

 お庭の見方は人それぞれ。池もはしごも見えない人をおかしいと言うつもりはありませんが、このつっかえ棒だらけの糸桜の、それでも、はじけるような強烈なパワーには、ただただ驚きです。
 この糸桜。よく見ると、つっかえ棒だけでなく、ワイヤーロープで後ろから引っ張って支えられているのですね。相当深刻なんでしょう。で、近年になって、後ろに子桜(と言っても、この糸桜の枝から挿し木を育てたものだそうで、厳密に言えばクローンですが)を植えたそうです。今はまだひょろひょろの子桜ですが、今の糸桜が倒れてしまうかもしれない数10年後には立派な後継者に育っているはず。と言う計画なんだそうです・・・って、お庭の管理って、そんなスパンで考えなければならないのかぁ・・・ハァ。

医光寺の糸桜の見頃は毎年3月末頃です。
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  1. 2011/10/30(日) 12:22:50|
  2. 石見のお庭
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突然ですが、乱入します

お松:お庭めぐり友達のお松です。突然ですが、乱入しちゃいます。
やっぱり屋根が好きさん、こんにちは。って長いですねぇ。略していいですか?(←どうぞ。)では、ややさん。(←略しすぎだろ~!)「屋根オタク」だと言うことは、前から知っていたんですけど、お庭もオタクだったんですねぇ。
略して“やや”:オ、オタク・・・(汗)。
 前にも書いたけど、きっかけは「出雲流庭園」です。それから勉強らしきことを始めて、少しずつ見方がわかってくると、おもしろいじゃないか?てな事で・・・。
お松:それで、オタク化したわけですね。(←ム!)ところで、先日の龍安寺石庭の話によると、誰もが喜ぶ有名庭園はお嫌いとか?相変わらず、へそ曲がりですねぇ?(←けんか売ってるのか?)じゃぁ、逆に聞きますが、お好きなお庭は?あ、誰も知らないようなマイナー庭園はダメですよ!
やや:そうですねぇ。龍安寺で言えば、方丈の北側に「我唯知足」の手水鉢があります。あれは大好きですねぇ。今、置かれているのはレプリカなんだそうですが・・・でも、いろいろ想像させられて、いいですね。
お松:おー!超有名じゃないですか?「吾、唯足るを知る」戒めと言うよりは、ポジティブシンキングという趣があって、私も大好きですよぉ。
やや:あの手水鉢を龍安寺に贈ったのは、黄門様。水戸光圀公だと伝えられています。十分に足りてそうですよねぇ?
お松:また、そう言うことを・・・本当にへそ曲がりですねぇ。では、京都のお庭ではなくって、このブログの趣旨でもある、ご近所のお庭では?あっ、「みんな大好きです」とか、そう言う適当な答えはダメですからね!もちろん、超マイナー庭園も不可!
やや:またそう言う、意地の悪いことを・・・。え~では、特定のお庭ではなくって、飛石と“延段”が好きです。特に“霰こぼし”の!
お松:そう逃げますか?・・・いつか化けの皮をはがしてやる~!

明々庵(松江市)の飛石と延段
写真は明々庵(松江市)の飛石と延段
  1. 2011/10/30(日) 07:52:16|
  2. お松との会話
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お庭の罠Trap of Oniwa

石庭を見る人々
 写真は京都龍安寺の方丈前庭、世界に知られる日本の枯山水「石庭」です。
 このお庭、好きか嫌いかで聞かれると・・・すみません、へそ曲がりなもので・・・。
 でも、このお庭には(このお庭に限らず)大変なPowerがある。そしてたぶん、罠が仕掛けられている・・・。
 今この場所にいるのは、ざっと数十人。町で見たらいかれてると思うお兄ちゃん。絶対に、一昨日まで龍安寺のことを知らなかっただろうおねぇちゃん。世間話とこの後の食事とおみやげのことしか頭にあるはずもないおばちゃん軍団。外国人の方も・・・。この雑多で、どう考えても大騒ぎになりそうな集団が、ほとんど言葉を発していません。聞こえてくるのは、雨の音だけ・・・。みんな、このお庭の罠にはまってしまっている。
 やがて、目の前のおねぇさんが指を指しながら石の数を数え始めた。少し首をかしげて・・・立ち上がって、場所を移動・・・。そう、その場所からは15個目の石を見ることはできないよね。15個目の石を見つけると、最初の石が見えなくなることに気づく。・・・また一人、このお庭の罠にはまりましたね・・・。
  1. 2011/10/29(土) 07:53:42|
  2. お庭
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出雲流庭園

出雲流庭園
出雲地方には「出雲流庭園」と呼ばれる庭園があります。
その「出雲流」とは何か?を調べ始めたのが、お庭にのめり込むきっかけになりました。
広い敷砂、真ん中にデンと構える巨大な短冊石、高く小振りな飛石、低い築山・・・それは、立って眺める庭?歩いて楽しむ庭?

写真は、出雲文化伝承館の出雲屋敷庭園です。

「出雲流庭園」については、下記の本があります。図書館で探してください。
小口基実・戸田芳樹『出雲流庭園[歴史と造形]』1975年
  1. 2011/10/26(水) 09:22:00|
  2. 出雲のお庭
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天空のお庭

 大麻山神社のお庭
このお庭は、島根県浜田市三隅町にある大麻山神社庭園です。標高599mの大麻山山頂近くにあるお庭です。
 元々は、大麻山神社の神宮寺である尊勝寺と言うお寺のお庭だったようですが、幕末、明治の災害によりお寺が被災。現在は大麻山神社の社務所の横に、お庭だけが残されています。とは言っても、神社さんの並々ならぬ努力によって(?)とても美しく維持管理されています。
 築山に滝石組み。築山の左手を中心に特徴的な大刈り込み。築山の右手からは、遙か下方に日本海を見下ろしています。
  1. 2011/10/23(日) 18:56:32|
  2. 石見のお庭
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木を見て庭を見ず

 突然ですが、始めました。
 大好きな(ご近所の)お庭のこと、思うがままに、見たままに綴っていきたいです。飛石のお庭
  1. 2011/10/23(日) 18:28:29|
  2. お庭でひとりごと
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プロフィール

やや

Author:やや
 神社仏閣と古い町並み、そして何より屋根とお庭が大好きな“やっぱり屋根が好き”と申しますが、相棒の“お松”に、あり得ないぐらい略されて、“やや”と呼ばれています。

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