木を見て庭を見ず

出雲・石見を中心に、歴史的なお庭と屋根と神社仏閣を見て回って、ひとりごとです。

都会の人

 奥出雲、上阿井の櫻井家庭園は、大名茶人松平治郷・・・不昧公が「岩浪」と名付けた、滝を配した名庭で知られています。そのお庭の池の隅には、小さな茶室があるのですが・・・これがどうも何というか、私には理解不能。
 この茶室は、明治になって、この櫻井家に滞在した京の南画家、田能村直入好みとして造られたものなのですが・・・。京都の真夏の蒸し暑さの中では、池にせり出した水亭は、涼しげで良いのでしょう。でも、年中湿度の高い山陰では湿気って大変だろうし、奥出雲上阿井は、真夏の暑さもさほどではなく・・・なんで、水亭?と思うのです。たまたま山陰へやってきた京都に人には良くっても、年中山陰に住む私にとっては、やはり???なのです。
南画家とは言え、都会の人だなぁ・・・。
田能村直入好みの水亭
でも、急に暖かくなった、今日この頃の風景には、良いアクセントですかねぇ?しかし、小さいなぁ。

岩浪です
 人工の築山から、小さくしたたるせこい滝ではなく。背後の山から豪快に落とす・・・まさに「岩浪」
それもまた涼しげです。雪解け水ですが・・・。
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  1. 2013/04/30(火) 20:04:27|
  2. 出雲のお庭
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吾唯足知

 連休だというのに、なんだか忙しい。どこにも行けないかもしれない。連休が足りない!
 と、言う訳で、ずいぶん古い画像ですが、京都龍安寺の方丈南庭・・・いわゆる「石庭」です。もちろん、世界的に知られた枯山水。砂と石だけで織りなす不思議な世界観に多くの人々が魅了されていることは、いかにへそ曲がりな私でも、判ります。私もこの庭を訪れた際には、確かに1時間近くも座り込んで見ていました。
ただ
 このお庭に行って、本当に見たかったのはこの手水鉢。
吾唯足知
 石庭側の大混雑に比べると閑散とした方丈の北側にひっそりと置かれているこの手水は、水戸光圀が贈った(現在の手水はレプリカ)とされるものです。銭形の手水で、中央の四角を廻りの漢字のパーツに含めて「吾唯足知」と読みます。ぶっちゃけて言えば、「足りていると思えば、それで幸せじゃん!足りないと思ってたら、きりがないじゃん?」てな意味だと思います。なかなかそこまで悟れませんが・・・。忙しいのも、まぁいいじゃん。
 でも
 この写真・・・豪雨の中で撮ったせいでもあるけど・・・ひどい。・・・まったく読めない。・・・いろいろ足りないです。ごめんなさい。
  1. 2013/04/26(金) 20:08:40|
  2. ネタ切れにつき在庫処分
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寒い!

寒い
 寒い。もう4月も後半に入ったと言うのに寒い。今日も朝から冷たい雨。頻発する地震と言い、天気と言い、いったいどうなってんだ?
寒い。寒いと言えば、世の中には自動巡回ソフトと言うものがあるそうだ。訪問履歴から自動的に巡回して足跡を残し、再訪問を促すと言うものらいしい。つまり、いくら足跡が残っていても、必ずしもブログを見られた痕跡という訳ではないようだ。そう言えば、世の中を飛び交っているメールの9割以上が迷惑メールらしいが、ブログの訪問も何割かはソフト同士が相互訪問しているってこと?ムダに回線を使っているだけ?でも・・・そんなソフトでも無い限り、このブログのカウンターはいくらも伸びないと言うことかも?・・・時々コメントをいただいている皆さんに、本当に感謝です。

画像は、暖かそうな飯南町の倉屋です。
倉屋
江戸時代に石見銀山から尾道経由で大阪へ銀を(実は江戸期の大半は石見銀山の銀は枯渇しているので、実はほとんど銅を・・・)運んだ道に面して建っている小さな家。幕末に建てられたものらしい。近年に修理されて、銀山街道のガイダンス施設として機能しています。
 庭すらないので、「屋根フェチのひとりごと」と言うことで・・・。
  1. 2013/04/21(日) 08:26:43|
  2. お庭でひとりごと
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小堀遠州の延段?

 お庭にはまり始めた当初のテーマが「いわゆる出雲流庭園」でした。その出雲地方に特徴的な庭園には、大名茶人として有名な“不昧公”こと松平治郷にどれほど関係があるか?を考えてきました(で、ほとんど関係ないと言う結論です)。
櫻井家庭園の橋
その不昧公(と言うか松江藩)が、確実に関わったお庭がこの櫻井家庭園でして、そこにはこんなすてきな延段があります。
櫻井家庭園の延段
 不昧公の延段と言うと、今は非公開になってしまった茶室菅田庵にある、両袖を竹で区切った霰こぼしの延段がよく知られていますが、個人的にはこっちの方がより不昧公チック(松江藩チック)だと信じています。で、どの辺が?と言うと、このなんだか実験的な感じが岡山の頼久寺の延段を思い起こさせるからです。
 高梁市の頼久寺のお庭は小堀遠州の作庭と言われ、西洋的な刈り込みで有名ですが、ここにあるのがこの実験的な延段?
頼久寺庭園の延段?
 雨落ちの中に飛石を配して延段風にした何か?ここを通ってどこかに行ける訳でもなく・・・。二条城二ノ丸庭園や桂離宮なんかよりも、こう言うものの方がむしろ小堀遠州らしい気がするのですが・・・。その小堀遠州フェチが不昧公でして、小堀遠州の隠居所(?)である、京都大徳寺の孤篷庵忘筌の再建に尽力したりしてます。
 だから、この延段が小堀遠州の影響だ!っていうのは、「友達の親戚に芸能人がいる」見たいな話で恐縮ですが、それでも、どこかに小堀遠州を感じてしまうのでした。

お松:げ!びっくり!おどろきです~。なんとまだ、このカテゴリは続いていたんですね?
やや:う?驚いたのはそっちか?櫻井家庭園と小堀遠州の関係じゃないのか?
お松:そっちはよく分かりませんが、カテゴリの方は1年ぶりぐらいですか?ほぼ終わったと思ってました。
やや:実は、私もそう思ってましたが、以前から気になってたこの延べ段の話をしたくなってですねぇ・・・。
お松:それで、小堀遠州なんて?
やや:小堀遠州が何か?
お松:よく知らないんですけど、友達の親戚の知り合いか何かですか?
やや:・・・。
  1. 2013/04/19(金) 20:20:10|
  2. いわゆる出雲流庭園
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金言寺の茅葺き屋根

 松江・出雲では桜も終わったと言うのに、広島県境に近い奥出雲大馬木では、まだ8分咲き?軒下の日陰の灰色のものは、なんと残雪?!島根もずいぶん広いことを実感させられます。
 さて、
 山陰地方でも茅葺き屋根はすでに深刻なぐらいの絶滅危惧種となっていますので、記録的な意味合いもあって、気がついたら撮るようにしていますが、この度は、急に思い立っての金言寺です。
金言寺の大イチョウ
 島根景観大賞を受賞した茅葺き屋根の本堂と、樹齢350年とも言われる巨大なイチョウの組み合わせ。このイチョウが色づく秋には、前の水田に(わざわざ)水が張られ、それに映る逆さイチョウを撮影するため、カメラマンが大勢訪れ、警備員が駐車場整理を行い、出店が立ち、大変な賑わいとなりますが・・・葉すら付けていない今は、完全にシーズンオフ。屋根目当ての私にとっては、人がいないのがむしろ嬉しい。(←お松:屋根フェチったらもう!)
 イチョウの老木や茅葺き屋根を維持するのは大変でしょうが、ここの境内には募金箱が置かれ、それを使って維持されているようです。茅葺き屋根が話題になったこともあり、屋根の正面側はきれいに葺き替えられていますが、後ろに回ると・・・
金言寺の屋根(裏側の状況)
 こりゃぁ、早く葺き替えないと・・・。
  1. 2013/04/14(日) 18:16:05|
  2. 屋根フェチの小部屋
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ネタ切れにつき在庫処分「新発田です」

 開き直って、ネタ切れ中のカテゴリを作っちゃいました。
 さて、
新発田に行ったのは一昨年の6月だったかな?仕事で新潟へ出張したのですが・・・飛行機で東京へ、さらに新幹線に乗り換えて・・・遠い・・・。やっとたどり着いた新潟の海は、山陰と同じ日本海のはずなのに、なんだか都会の海に見えて・・・。子供の頃、近所の原っぱで一緒に遊んだ友達が、都会の大学に進学にして、すっかり都会の人になってしまったような・・・(←お松:ど~したんですか?)。
 たまたま相手方の都合で、丸半日空いてしまって、「ずいぶん遠くまで来てしまったし、そうだ!お庭行こう!」って調子で、ネットに引っかかったのが新発田の清水園でした。新潟駅で同行の上司を捨てて(マジで!)、JRの電車に飛び乗って、なんの予備知識も無いままJR新発田駅に降り立ったのでした。
清水園
 旧新発田藩下屋敷大名庭園「清水園」です。
 パンフレットには、新発田藩第3代藩主溝口宣直の時に造られた下屋敷「清水谷御殿」に、江戸から招かれた縣宗知が元禄年間に作庭したとあります。小降りではありますが、大名庭園らしい池泉を廻る回遊庭園。所々に配置された四阿や灯籠が池に映って涼しげだったように記憶しています。
清水園の短冊石?
 このお庭のせいかもしれませんが、私にとっての新発田の印象は「水の豊かな所」です。石と緑が水面に映えているお庭。蕩々と水をたたえる新発田川、造り酒屋・・・そして雪国なら当然のことですが、市街地の融雪設備!あちこちで水を感じる町でした。
池に灯籠

おまけ・・・
清水園の織部灯籠
お松:あ!また織部灯籠だ!最近すっかりはまってますねぇ。
 ところで、とうとうネタ切れカテゴリを作っちゃいましたね。
やや:ホントーにネタ切れなので、季節も何も無関係の画像を使えるって事で。
お松:ってことは?近いうちに、お庭や屋根にも無関係な画像が来るかも、ってことも?
やや:え?近いうちにはありません。
お松:近いうちには?では、そう遠くない将来に?
やや:あ、いや、そうじゃなくって・・・。
お松:一畑電車の画像とかが?
やや:い、一畑電車ですか?・・・その手があったか・・・。
お松:これは、来るな。
  1. 2013/04/13(土) 07:40:39|
  2. ネタ切れにつき在庫処分
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ネタ切れなんで、むかしの画像を見ています・・・

 そう言う訳で「何か良いもの無いかいな?」と、撮りためたお庭画像をパラパラと見ていると、まぁ、いろんな地域のお庭に行ったもんだ。北は新潟の新発田(なんで新発田?どうして新発田?)、から江戸の大名庭園や財閥のお庭。鎌倉のお寺に一乗谷朝倉氏庭園!や京都の超有名庭園群なんて言うメジャーなものから・・・。岡山・広島・山口は近いので当然ですが、ナゼか鳥取にはまったく行っていない(なぜ、鳥取が1件も無いのか、ナゾです。自分のことですが・・・)?・・・四国・九州が全く無くって、ナゼか沖縄に行っていて、げ、台湾まである?・・・変な偏り・・・ビギナーなんだから、も少し広くくまなく見なくっちゃ。とりあえず、九州は見ておきたいなぁ。それに、鳥取は(ホントーに)ノーマークだった。行っていないこと自体に、つい今、気付きました・・・行かねば。
天空のお庭の柔らかい石
で、画像は新発田が来るか?まさかの沖縄か?と、思わせておいて、浜田市三隅町の天空のお庭「大麻山神社庭園」の柔らかい石と、
大麻山神社拝殿
大麻山神社拝殿です。
さらにおまけ。大麻山神社拝殿前の「子連れの狛犬」
子連れの狛犬
  1. 2013/04/07(日) 07:52:32|
  2. お庭でひとりごと
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織部灯籠

 侘び?数寄?こういう感覚は、私には(それそのものについては)理解しがたいのですが、理解を超えて、あれば落ち着く(もしくは気になる)のが、お庭の人工物です。手水鉢は実用品なので当然ですが、灯籠はすでに実用品ではなくなり、お庭の調度品と化していますよね。出雲は来待石と呼ばれる凝灰質砂岩の産地で、地場産業としてもがんばっていますので、来待石製の灯籠を随所で見ることができます。逆に、出雲を離れて宝筐印塔の部材を使った組み合わせ灯籠や、出雲ではほとんど見かけることない織部灯籠を見かけると大興奮です。
大徳寺瑞峯院の織部灯籠
京都大徳寺の瑞峯院の織部灯籠。方丈の坪庭に織部灯籠・・・。かっこいい・・・。

広島縮景園の組み合わせ灯籠
広島縮景園で「宝筐印塔の笠を使った組み合わせ灯籠だぁ!」と喜んで、よく見たら織部灯籠だった。と、思ったら織部灯籠だった
かわいい・・・。

お松:なんだか、突然の織部灯籠ですが?どういう事ですか?
やや:そ~です。ネタ切れです。どこにも行けてません!
お松:早く、お庭に巡りに行けるように、思いっきり暇になるといいですね?
やや:思いっきり?・・・い、いや、その言い方はどうかなぁ?
  1. 2013/04/06(土) 07:32:18|
  2. お庭
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やや

Author:やや
 神社仏閣と古い町並み、そして何より屋根とお庭が大好きな“やっぱり屋根が好き”と申しますが、相棒の“お松”に、あり得ないぐらい略されて、“やや”と呼ばれています。

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