木を見て庭を見ず

出雲・石見を中心に、歴史的なお庭と屋根と神社仏閣を見て回って、ひとりごとです。

清水寺(安来市)の摩多羅神像を見に行った

天台宗の常行堂に祀られる木造摩多羅神座像。ほとんど人目に触れることが無い神像のはずでしたが、この神像は、近年になって安来市の清水寺で発見され(?)、重要文化財に指定されたことから、それを記念して特別公開されました。
 口元が上がり、わずかに歯を見せ、目尻が下がっている・・・なのに、どうしても笑っているように感じられない・・・。最強の霊力を持つインドの神・・・。鼓を打つ姿から、江戸時代には芸能の神として崇められていたと言いますが・・・もっと強力な、なにやら恐ろしい神・・・。
 根本堂内で公開され、もちろん撮影禁止。ジーパンダメのドレスコード、ですがクールビズはOKでした。
さて、
 摩多羅神像は撮影禁止だったので、清水寺三重塔です。
清水寺三重塔
 幕末に建てられたこの三重塔は、中に入れる!上に登れる三重塔です・・・が、この階段は狭い。暗く急な階段のそこかしこにレンズフードをガン!バックをゴソ!おまけに頭をゴン・・・
清水寺三重塔の階段
 屋根を支える三手先の組み物が、すぐ目の前に見ることができます。屋根フェチにはたまりません。
清水寺三重塔最上層から風景

お松:中に入れる!上に登れるって、それって特別なことなんですか?
やや:日本の塔は、普通、1層目を除いて塔の内部に入ることはできません。構造材が死ぬほど入っていて、それで塔は丈夫なんです。
お松:じゃあ、法隆寺の五重塔とか、東寺の五重塔は上がれないんですか?じゃぁアレって何なんですか?
やや:上がれません。仏塔・・・ストゥーパは、釈迦を表す芯柱を建てることが重要で、廻りはそれを支える構造です。それが幕末頃から登れるような塔が出てきて、観光目的というか、お参りする人々の心境が変わったというか・・・?
お松:ストゥーパ?・・・卒塔婆?
やや:ストゥーパは卒塔婆ですね。インド発で逆回りに伝わった言葉がTowerだと思います。同じような言葉に「茶」がありますよ。
お松:ちゃ?ちゃ~ぁ?ち~ぃ?・・・Tea・・・あ、なるほど!
やや:もしかして、忘れているかもしれませんが、今日の話題は、清水寺で発見された木造摩多羅神像でした。
お松:インド発の世界の言葉でした!
やや:・・・それは、どうでもいいって。
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  1. 2013/06/30(日) 07:20:17|
  2. お庭でひとりごと
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いつものお庭(出雲大社北島国造館庭園)

出雲大社北島家のお庭は、お気に入りのお庭・・・その上、近いということもあり、よく行きます。
北島家のお庭
 出雲大社境内の東側に位置し、背後の亀山から流れ落ちる亀の尾の滝を中心としたお庭です。このお庭、遅くとも明治期には成立しているお庭のようですが、豪快な滝に大きな池。主景木には蘇鉄!?・・・出雲地方に似たお庭がありません。どんな人がどんな経緯で作ったのか?不思議なお庭です。
亀の尾の滝
 池の中島には少名毘古那神を祀った天神社が置かれています。少名毘古那神・・・このオオクニヌシと共に国造りを行った小さな神(しかも突然やってきて、突然去ってしまう)も気になる存在なので、このお庭で、ぼ~っとしているのは、実に楽しい時間となります。すぐ近くにあるはずの出雲大社拝殿前の喧噪から離れ、この「亀の尾の滝」の水音だけを聞いている時間は、気持ち良いものです。

御三社の前の狛ワンコ

 おまけ・・・御三社の前の狛犬。なんだか楽しそう・・・「遊んで!遊んで?」
  1. 2013/06/29(土) 06:07:30|
  2. 出雲のお庭
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お庭でなければならない・・・独楽庵(出雲文化伝承館)

 ここんとこ、まったくお庭の話をしていませんので、今回は無理矢理にでもお庭です。
このお庭は出雲文化伝承館にある露地ですが、このモデルは、松平治郷(出雲地方では不昧公と呼んだ方が通りがよい)が江戸大崎の松江藩下屋敷に造った大茶庭群(通称大崎園)にあった独楽庵とその露地です。
独楽庵
 隠居後の治郷は、その大崎園で御茶三昧の日々を過ごしたそうですが、その中でもお気に入りだったのがこの独楽庵だったのだそうです。
独楽庵の入り口
 もちろん、切石の短冊石や石臼のような人工的な臭い感じさせる飛石なんか無く、いわゆる出雲流庭園とはまったく異なるものです。
独楽庵の飛石
 飛石は、高くないのですが、小さい。とにかく小さい。小さくて丸い自然石なので、とっても歩きにくい。わら草履なら歩きやすいのだろうか・・・。ただ、見る分には、美しいかもしれない・・・。


お松:こにゃにゃちわ~!なんだか悲壮な覚悟で、無理矢理にお庭の話題ですが、それにしてもご近所ネタ。
やや:スランプかな?しかし、お庭でなければならないのです。だってお庭のブログだもん。
お松:そうは言っても、京都あたりに住んでいるのならともかく、島根にいて、お庭だけで回していくのは、さすがに無理が出てきましたねぇ。
やや:それで、屋根や神社で埋めていたんですが、そっちはそっちで・・・
お松:マニアックすぎて。
やや:・・・はい、そうです。でも、でも、お庭でなければならないのです!
お松:ムリ言っちゃって、早く楽になっちゃえばいいのに。ほら、い・ち・ば・た・で・ん・しゃ!
やや:うわ~ぁ。こ~なったら、意地でも電車は載っけない!
お松:ほ~ほっほっほ。
  1. 2013/06/23(日) 19:00:27|
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沈下橋

 その昔は出雲大川と呼ばれた斐伊川。その斐伊川の堤防の内側にも、夏草が生い茂る季節になりました。その激しく茂ってる中に明らかに道があります。
斐伊川に向けて道が続く
 おそるおそる歩いてみます。駆け抜けていく自転車に道を譲り、その後をついて行くと、突然視界が開けて、目の前に斐伊川の水面?・・・沈下橋でした。
斐伊川の水面
 全国的には潜水橋と呼ばれることが多いかもしれませんが、斐伊川では沈下橋です。増水時には、水面下に沈下してしまうので沈下橋。近年は、多少は減っているのかもしれませんが、近隣住民にとっては大切なショートカット道路。この写真を撮っている短い間にも、自転車が2台、スクーター(?!)が2台・・・。川幅の広~い斐伊川の下流部で、歩いて渡るのはさすがに大変なのか、徒歩の人は見かけませんでしたが・・・。
 近隣住民だけの内緒の道を見つけました。なんだか得した気分です。
斐伊川の沈下橋

やや:今回もお庭無しのご近所ネタ。申し訳ないっす。
 でも・・・。雨が降らない、降らないと思っていたら、今度は、雨が止まない。台風4号崩れ、いいかげんにしろ!もうそろそろ、晴れが恋しいですね。
 え~、そんな時に沈下橋の話題ですが・・・。
お松:これって、雨で増水した時には、どうやって渡るんですか?
やや:渡れません。以上、終わり。
お松:渡れません終わりって、それじゃぁ困るじゃないですか?
やや:そんなもん、お父ちゃんに車を出してもらって、送ってもらうに決まってるじゃないですか。
  1. 2013/06/21(金) 19:38:30|
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夕暮れ、日没、出雲市風力発電所

 画像は、出雲市西園の日本海に沈む夕日です。この場所の夕日は大好きで、仕事帰りなんかに、寄ってみることがあります。
日本海に沈む夕日
お松:夕日はわかりますが、その前にあるのは、ややさんの大好きな廃墟?これはいったいなんですか?
やや:風力発電所です・・・いや・・・風力発電所でした。
お松:風力発電所って?キララビーチのトゥーリマキ発電所や、島根半島に雨後のタケノコみたいに生えた風車群は知ってますが・・。
やや:う、雨後のタケノコ・・・?確かに、いつの間にかニョキニョキ生えた気はしますが・・・それは、新出雲風力発電所。日本海を見下ろす島根半島の山の上に3,000kwの発電機が26基も設置され、フル稼働すれば78,000kwも発電するそうです。
 で、この現在稼働中の風力発電とは別に「出雲市風力発電所」って呼ばれた小さな風力発電施設があったんです。その残骸がこれ。
お松:翼、折れてますね・・・。♪オ~、翼の折れたえんじぇ~るぅ
やや:歌うな!
 この翼の折れた発電所は1992年から2001年まで、隣にある“し尿処理場”の電力の一部を担っていた風力発電所の残骸です。16.5kwの発電機が2基あったそうです。
お松:16.5kw!?雨後のタケノコ発電所は?
やや:3,000kwが26基です。
お松:すごい差ですね・・・。それに1992年って、そんなに大昔って言う気もしませんが、技術の進歩って早いですねぇ。2001年に廃止って、10年も持たなかったんですか?
やや:今の発電所はもう少し持つと思いますが、でもいつかは、今の風力発電所も使えなくなって、こんなふうに捨てられる時が来るんでしょうね。
立ち入り禁止

お松:・・・夕暮れですか?
やや:・・・日没ですね。
お松:でも、明日は必ずやってきますよね?
やや:さぁ、どうでしょう?
お松:また、そう言う事を・・・。
 ところで、このブログの本来の趣旨である歴史的なお庭の話・・・近頃めっきり減ってしまって、絶滅危惧種になりつつありますね。
やや:ギク!
お松:お庭、行けてないんですね。
やや:・・・はい。
お松:そう言えば、最近のネタも近場ばっかりですものね。
やや:・・・はい。
お松:そろそろ、一畑電車、行っちゃいます?
やや:う~
お松:いつになく弱気なややさんでした。
 さて、どうなるお庭!来るか一畑電車?激動の次回を待て!
  1. 2013/06/16(日) 09:31:56|
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水の恋しい今日この頃・・・雨の絲原家庭園

 山陰地方では今朝から、実に久しぶりの雨が降っています。こりゃぁどっかのお庭でも見に行こうかな?
お松:ややさんが出かける時は、基本、快晴の日がほとんどですよね。
やや:計画して遠出すると、なんだかドピーカンになっちゃう事も多いですねぇ。それでもって、屋根とか瓦とかを撮っていると、全部逆光で、シルエット写真ばっかりになっちゃって・・・。
お松:ところが、いったん天気が崩れると、台風とか雷雨とか・・・だいたい天気に関しても極端な方ですよね。いつだったか、京都で台風直撃に合い、丸一日足止めを食ったって電話を取った時には笑いました。
やや:笑ったんかい?そう言えば、京都の他にも、落雷で電車が止まって、一晩、電車で過ごしたとか、いろいろ・・・。
お松:そーいう時って、やっぱ、寝てるしかないんですか?
やや:あ、それだめ。そう言うところで眠れない人なんで・・・。どこでも寝れる人がうらやましい。本でもあれば読んでますが、すぐに飽きるので、主に人間観察しています。「情報がない」って車掌さんに文句を言っている人って、車掌さんだって情報を持っていないのにねぇ。一人でストレスまき散らしている人とか、自分だけ偉そうに上から文句言っている人とか・・・、冷めて離れて見ていると、けっこうおもしろいんですよぉ。
お松:は~い、悪趣味だと思いま~す!

絲原家庭園の立手水
 画像は、めずらしく小雨の絲原家庭園です。さいわい今朝は雨模様ですが、水の恋しい今日この頃・・・。
いわゆる出雲流庭園のT字形石組み
 いわゆる出雲流庭園のT字石組みと呼ばれるものです。この石組み、枯れ滝組みでもなさそうですので、いったい何の意味があるんでしょう?
  1. 2013/06/15(土) 07:44:15|
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・・・雨が降らない・・・(龍頭ヶ滝:雲南市)

梅雨だというのに降りませんねぇ。お庭にも行けてないし、毎日暑い日が続いているし、遠出する暇もないので、出雲市と雲南市との堺にある龍頭ヶ滝に行ってみました。
龍頭ヶ滝
 龍頭ヶ滝です。落差40mの雄滝は、水量はやや少なめですが、それでも迫力十分。
裏見の滝
それに、この滝の最大の見所は、裏見の滝だと言うこと。
飛石と灯籠
滝の裏側に広い岩陰が広がっています。
滝観音
岩陰へは飛石が続き、灯籠が置かれ・・・庭園風になっていますね。奥の方には滝観音が祀られています。

お松:この滝は、なにか大変な謂われとかは?
やや:う~ん。なんか・・・ないですねぇ。
お松:え?ないんですか。人里から離れすぎているのでしょうか?でも、水の音しか聞こえない世界っていいですねぇ。しばらく、ぼ~っとしていたいですねぇ。
やや:駐車場近くの最後の民家から300m以上離れています。付近に人家はなく・・・しかも、西中国山地はツキノワグマの生息地。残念ながら、あまり長い間、静かにしているのも・・・。
お松:そうか。ここは人の領域ではなく、そっち側ですか?だから余計に惹きつけるものがあるのかもしれませんね。
  1. 2013/06/08(土) 10:43:00|
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静之窟(しずのいわや)

 ネタ切れにつきお庭でも屋根でもありませんが、近頃、大田市ネタで回しております。
 大田市静間の日本海に面した小さな海食洞穴です。
静之窟
 神代の昔、オオクニヌシが国造り中に突然現れて、共に国造りに励み、また、突然に去って行った小さな神がいらっしゃったそうな。その神は、母神の指の間から落ちてしまうほどの小さな神で、名を少名毘古那(すくなびこな)神と言ったそうな。その少名毘古那神とオオクニヌシが国造りを相談した場所とされる「シズノイワヤ」と呼ばれる場所が2カ所にあります。ところが、その2カ所ともナゼか出雲ではなく、石見!邑南町の「志津の岩屋」と大田市静間の「静之窟」です。ガガイモの船に乗ってやってきた一寸法師みたいな少名毘古那神のイメージだと、山間部の志津の岩屋ではなく、海に面した静之窟の方が、雰囲気ですが・・・。
静之窟の夕焼け
夕日がきれいな海岸です。テトラポットがじゃまですが・・・。
  1. 2013/06/01(土) 09:07:01|
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やや

Author:やや
 神社仏閣と古い町並み、そして何より屋根とお庭が大好きな“やっぱり屋根が好き”と申しますが、相棒の“お松”に、あり得ないぐらい略されて、“やや”と呼ばれています。

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