木を見て庭を見ず

出雲・石見を中心に、歴史的なお庭と屋根と神社仏閣を見て回って、ひとりごとです。

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船上山でガンダーラを歌ってみた3

 前回からの続きです。

 1333年、配流先の隠岐島を脱出し、船上山で倒幕の旗を揚げた後醍醐天皇と名和長利は、追っ手の隠岐守護佐々木清高を返り討ち!つ・ついに京へと攻め上る~ってことになります。
お松:え~、そ~いう話でしたっけ?それにまた、例によってタイトルが変なことになってるし。
船上山の屏風岩

やや:さて、
 後醍醐天皇が、なんでわざわざ船上山に登ってから倒幕の旗揚げをしたのかは、前回の話のとおり、船上山の山中に山岳寺院があったからなのですが、その寺は天台宗金石寺(こんじゃくじ)と呼ばれていたようです。船上山の寺は、大山寺、三徳山三佛寺と並び、伯耆三嶺と言われ、天台宗の拠点であり、修験道の霊場だったワケです。山頂近くには沢山の坊院の跡があり、最も広い平坦面が後醍醐天皇の行在所跡と言われるなど、多くの坊院があったようです。
 後醍醐天皇と名和長利は、この金石寺に立てこもって、佐々木清高と戦ったのですが・・・。金石寺自体は、その後、南北朝の騒乱で衰退。享禄三(1530)年に智積寺として再興されるも、戦国期の混乱の中で山中の坊院はますます衰退していきます。
お松:と、言う事は。山中には何も残ってないんでしょうか?
やや:山頂近くには、船上神社が建てられています。天文二十二(1533)年に、船上山三所権現の社殿が建てられ、智積寺は衰退しつつも神仏混淆の寺として残っていたようです。しかし、戦国時代の戦乱のあおりを食って、文禄年間(16世紀末)に三所権現を残して麓に降りています。
船上神社

 残された船上山三所権現は、当ブログではしょっちゅう出てくる、あの、明治政府の神仏分離令に際し、仏教色を廃して神社として存続することを選び、現在の船上神社へと続きます。
 こっちは奥宮の社殿。
船上神社奥宮

 現在の御本殿は、昭和9年に建てられたものだそうです。また、パンフレットによると、拝殿は、戦時中に建てられた正道館の講堂なるものを移築したそうですが、正道館がなんなのかは、私にはわかりません。
奥宮のホンダワラ

お松:ん?で、これはなんでしょう?
やや:ホンダワラ。
お松:・・・はい?
やや:ホンダワラ・・・。海藻のホンダワラです。拝殿の階段の両側と、奥宮の社殿の両側にお供えされていました。
お松:海藻を、標高615mの山の上でお供え?
やや:古代の塩は、このホンダワラなどの海藻を海水に漬け、干しては海水に漬けて塩分濃度を上げていき、それを焼いて塩を作っていました。神社に海藻がお供えされるのは、つまり、お清めの塩を置いているのと同じ状態です。出雲地方の神社では、時々見かけますが、伯耆の、しかも615mの山頂にあったのは驚きです。

お松:さて、3回続いた船上山シリーズも、このあたりで終わりでしょうか?後醍醐天皇が何で山に登って旗揚げしたもわかったし、ガンダーラと言うよりは銀河鉄道999の方が近かったかもしれませんね。
やや:♪ ざ ぎゃらくせぃ えくすぷれす すり~ないん うぃる てぃくゆ~ おん ぁ じゃ~にぃ ぁ ねば えんでぃんぐ じゃ~に~ぃ
あ じゃに~ とぅざすたぁ~
船上山の石塔

お松:すんごい演歌っぽく、歌い上げちゃいましたね。
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  1. 2016/09/10(土) 07:39:17|
  2. 山寺で修行中
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<飴一文くんろ? | ホーム | 船上山に旗を揚げに行ってみた2>>

コメント

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わはは・・・!
そのあたりは、私には理解できませんが、お松さんが言うには、ここは、ガンダーラではなくって、隠岐を脱出して、倒幕の旗を揚げ、これから京へ向けて旅立つ感じが999なのだそうです。
私は、モンキーマジックでも良いのですが・・・。

楽しいコメントをありがとうございました。
  1. 2016/09/10(土) 20:31:17 |
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  3. やや #YgKj3tPc
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 神社仏閣と古い町並み、そして何より屋根とお庭が大好きな“やっぱり屋根が好き”と申しますが、相棒の“お松”に、あり得ないぐらい略されて、“やや”と呼ばれています。

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