木を見て庭を見ず

出雲・石見を中心に、歴史的なお庭と屋根と神社仏閣を見て回って、ひとりごとです。

天気も良いので

 山陰地方にもかかっていた寒波もようやく衰え、こたつで丸くなっていたお松さんも、やがて手が出る足が出る・・・。
お松:オタマジャクシですか?
やや:こたつの甲羅を背負った亀のイメージでした。
お松:真面目な顔してなにを言うか?
やや:真冬の好天って、凜とした空気感がホントーに気持ちよいですね。
お松:そういう訳でドライブに出かけた訳ですが、まったく目的も当てもなく・・・。
やや:なんとなく海とか見たくなって、車を駐めたのは御津の漁港です。
御津の漁港の海の中

お松:うわぁ~!海の底まで見えますね。
やや:この時期、澄んでいるのは空気だけではないですね。真冬の海の透明度は飛び込みたくなるぐらいです(←お松:よせ!)。
 733年に記された『出雲国風土記』は、郡毎に記されているのですが、島根半島の東側にあたる島根郡の記述では、南側の中海に面した部分から始まり、現在の大根島や江島を経て、美保関を回り、日本海岸の津々浦々を延々と記しています。
 『出雲国風土記』は山の記載はおおざっぱというか、大社弥山の時にそんな話をしましたが、でっかくまとめて記されていて、出雲郡には二つしか山がないかのような事になっています。それが、海岸地形については、一言コメントではありますが、ちょっとした浦や島について、一つ宛細かく記されています。この御津の海岸では、
 御津浜。広さは2百8歩。百姓の家(漁師の集落のこと?)あり
 三島。海藻がある
と、書かれています。
お松:三島というのは、この島こと?
御津沖にある小島

やや:ですね。他に目立つ島もないので、この島でしょう。海藻があるというのは、単に採れると言うことではなく、当時の税にもなっていますので、重要な事だったかもしれません。
お松:沖合にも大きな島が見えますよ。
蜃気楼に浮かんで隠岐が見える

やや:冬の好天は、空気が澄んで遠くがよく見えますねぇ。それにしても、普段よりも大きく見えるのは・・・蜃気楼のようですね。
お松:な、なんですと?
やや:空気中よりも海水温が高いので光が屈折して遠くの島が浮き上がって見えるでしょ。
お松:お~ホントだ!で、遠くの島って?
やや:知夫里島と西ノ島。右側は島後(どうご)ですね。
お松:ん?
やや:隠岐諸島です。
お松:お~!
  1. 2018/01/14(日) 18:07:39|
  2. お松との会話
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雪が積もったので

 この冬最強の寒波が山陰地方にも到来。松江では、雪はさほどでもありませんが、・・・とにかく寒い!
雪の茶臼山

茶臼山も雪化粧です。登りたい気もしますが、”なんちゃって装備”ではさすがに危険なので断念して・・・茶臼山を横目で見つつ、神魂(かもす)神社へ。
神魂神社の参道

 神魂神社は松江市大庭町にある古い神社で、このブログでも、過去に何度か登場しているはずです(←お松:忘れた?)。江戸時代の地誌『雲陽誌』には「大庭社」と記され、御祭神はイザナキノミコト。
神魂神社の手水

 大社造りの大きな本殿は、国宝建造物。大きいとは言っても出雲大社本殿に比べると半分ほどの規模ですが、それでも十分に巨大です。
神魂神社本殿

 現在の本殿は棟札の写しから天正11(1583)年の建築とされ、最古の大社造り建築。出雲大社本殿などに代表される大社造りですが、出雲大社本殿などより古い様式を残していると言われ、宇豆柱(うずばしら:正面中央の棟を支える柱)が側柱よりも飛び出しているのが特徴です。これは、弥生時代の神殿建築などに見られる「独立棟持ち柱」に近い形状です。
 東向きの御本殿の正面に広がるのは古代出雲の中枢、意宇平野です。この周辺には、出雲最大級の古墳群や出雲国分寺跡・出雲国府跡などもある地域です。
神魂神社の境内

 さて、この神魂神社は、出雲国造家と関りの深い神社だと言うことは判っていますが、『延喜式』神名帳や『出雲国風土記』など奈良~平安期の文献に記載が見えません。現在でも行われている祭礼や伝えられている由緒などを根拠に、出雲国造家の私的な社、私的な斎場だったからだと考えられています。

お松:寒いのに大庭まで行ったんですね。
やや:雪が降ると、出かけたくなる!
お松:よろこび庭かけまわり!
やや:お松さんは?
お松:こたつで丸くなります。
  1. 2018/01/12(金) 17:55:44|
  2. 神話の足跡探し
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茶臼山から浄音寺に行ってみた

 隣の部署の仕事まで引き受け(押しつけられ)て、とんでもなく忙しかった年末年始も無事突破。相変わらず隣からはどよ~んとした空気が漂ってきていますが、こっちではどうにもならないもんね!と、言う訳でようやく日常が戻ってきました。
でぇ、お正月なので茶臼山に登ってきました。
お松:お正月に茶臼山って、何かあるんですっけ?
やや:なんにもないけど、そんな気分になった(←お松:訳がわから~ん!)と言うだけです。
 と、言う訳で、今日の話は茶臼山・・・ではなく、茶臼山の南麓にある浄音寺です。浄音寺は、松江市大庭町にある天台宗のお寺。浄音寺自体は、ぜんぜん山寺ではないですけど、入れるとしたら山寺カテゴリかな?って事で、まぁ、茶臼山にも登ったし・・・。茶臼山の山頂から見るとこんな感じです。
茶臼山から見た浄音寺

お松:ホントーにすぐ下なんですね。なんか、飛行機から撮ったみたい!
やや:浄音寺は出雲三十三ヵ所観音巡礼の第二十四番札所です。
お松:お?観音巡礼?なんか久しぶりに聞いたような?た・確か・・・澄水山の澄水寺の時だ。
やや:そうです。澄水寺は第二十五番札所ですので、観音巡礼の人々は、この浄音寺をお参りした後に澄水寺に向かうことになります。
 そう言うお寺ですので、幕末から明治にかけてはさぞ賑わったのでしょうが、現在では多少寂しい感じになってますね。澄水寺もそうでしたが・・・。
 浄音寺の本堂は、元々は茅葺き屋根だったのでしょうが・・・これは、これで素敵な屋根ですな。
浄音寺の本堂

 浄音寺の周辺は古墳時代から奈良時代の出雲の中心地。大きな古墳や遺跡が集中している他、出雲国造家との関わりが言われる神魂(かもす)神社にも近い場所です。浄音寺に関する文献はほとんど残されていないという事ですが、神魂神社別当寺と言う伝承があるそうです。ご本尊は、鎌倉時代に造られたとされる十一面観音菩薩。長年の灯明で煤のかかったお顔は、記憶に残る個性的な表情。重要文化財でございます。
お松:その画像は無いのね?
やや:なかなか仏さんは撮れませんので、ネットで探してね。

おまけ
浄音寺の手水鉢

やや:浄音寺にいた水を飲むリス。
お松:ん?・・・お?・・・あ、リスだ!
  1. 2018/01/07(日) 18:04:15|
  2. 山寺で修行中
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新年明けましておめでとうございます

やや:旧年中は、この、なんだか更新もままならないこのブログに、多数おこしいただきありがとうございました。
佐為神社の狛わんこ

お松:新年は、なんでも戌年なんだとか?このブログは、なんだか狛犬ブログっぽくもありますので、まぁ、かわりませず、よろしくお願いいたします。
やや:戌年と狛犬って関係あるの?
お松:私が聞きたい!
やや:・・・。
志多備神社の狛わんこ

お松:だからぁ?
やや:・・・なんにせよ。本年もよろしくお願いいたします。
  1. 2018/01/01(月) 00:28:38|
  2. お松との会話
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  4. | コメント:8

血中鉄分濃度

 相変わらず激しく働いており、更新もままならず・・・。
 今週は北海道へ出張。それも札幌などの有名な都市部ではなく、行くまで知らなかった小さな町。最高気温が氷点下!
 天気も良く風もないので現地の人に言わせると「今日は暖かい」・・・(正しい日本語では「激しく寒くはない」と言うべきか)。
 寒~いところへ行ってきたのだけれど、移動→仕事→寝る→仕事→寝る→仕事→移動。・・・フリータイムなし。

183系特急

お松:で、画像はこれですか?通常の日本人よりも若干鉄分が高めだとは思ってましたが・・・。
やや:私は鉄ではありません。
お松:生粋の鉄ではないけれど、日本人の平均よりも鉄分高めなんですよね。しっかりと野菜を取って、運動を心がけてください。
やや:・・・。

キハ54形特別快速

お松:2カット目もこれ?
やや:これじゃなくって、キハ40の普通列車が撮りたかったんですが。
お松:・・・やっぱ鉄?
  1. 2017/12/23(土) 09:39:00|
  2. お松との会話
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 神社仏閣と古い町並み、そして何より屋根とお庭が大好きな“やっぱり屋根が好き”と申しますが、相棒の“お松”に、あり得ないぐらい略されて、“やや”と呼ばれています。

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